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読書の時間 ’13の29 [本(渡辺淳一)]

 何気なくテレビをつけたら、超地元がやってるじゃん。
 それはテレ東の「アド街ック天国」。
 酒々井、印旛沼が舞台・・・

 もろ地元(笑)。
 でも、ゲストが言っているスポットって最近できたとこばっかし。
 まあいいか?
 
 29 事実婚 新しい愛の形(集英社新書)渡辺淳一 ☆☆

事実婚.JPG


 事実婚って最近よく聞く言葉ですよね。
 男女の生活の形として、欧米を中心として進んでいるようです。
 フランスなんかでは、少子化対策になったそうな。
 国が、事実婚を認め社会保障はもとより、税制などでも法律婚(戸籍でも結婚)と同じなんだそうな。
 凄いですね。
 でも、今の日本では無理ですね。
 夫婦別姓でさえ、認めようとしないのですから。

 実は、親類で事実婚を20年以上続けていた人がいたんです。
 残念なことに男性が昨年亡くなりました。
 困ったことはこの後に起こりました。
 この男性には、前妻との間に2人の子供がいたのです。
 その二人が遺産相続を主張し、不動産及び預金の明け渡しを要求したんです。

 しかし、これは現在の法律ではごく当たり前のこと。
 周りから、籍だけでもと言われても、2人は入れませんでした。
 住民票上は同居人。
 相続権はありません。

 認知症になった男性の母親の面倒をずっと見て最後まで看取ったのに・・・
 これから住居探しになるらしいです。
 
 なぜこんなことを書いたかというと、今の日本では事実婚はほぼ無理だと思ったから。
 本の中の対談でも書かれていますが、都市部(東京)でもまだまだ社会的認知が進んでおらず、不都合が多いとか。
 でもやっぱり、一番なのは今の日本で事実婚と同棲が同じように想われている点もあると思う。
 国民的認識が広まり、法律上の措置もないと無理ですね。

 遅くなりましたが、本の内容的には・・・です。
 恋愛なら、渡辺氏というくらいの経歴の方ですが、事実婚はあまり知らない???
 本の半分以上が対談です。

 新書ですが、事実婚のことを深く理解することはできません。
 はっきり言ってお勧めではない。(あくまでも私の個人的感想です

 それでは[手(パー)]

 前回のブログで書いた「お金」に関する本は次回ということで。
 申し訳ないm(__)m


  

 
事実婚 新しい愛の形 (集英社新書)

事実婚 新しい愛の形 (集英社新書)

  • 作者: 渡辺 淳一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/11/17
  • メディア: 新書




地元、印西市について


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読書の時間 ’13の2 [本(渡辺淳一)]

最近定型句となっておりますが、久しぶりのアップです。(-_-;)

糖質制限ダイエットの1週間目のご報告です。
取りあえず、スーパー(3食とも主食を抜く)を実践。
少ないですが、2kg減です。
2回ほど、お米を食べてしまいました。
娘の成人式の赤飯と義母が作ってくれたいなりずし。
ともに食べなければいかんだろうと思い、パクリ。
ご飯、米がうまい・・・

2日目と3日目が一番つらかったです。
現在はキャベツがお友達。(笑)

それでは本題に。

2 瓦礫の中の幸福論(幻冬舎)渡辺淳一 ☆☆

幸福論.JPG

昨年に発売されたエッセイです。
渡辺先生が体験した戦争体験などについて書かれています。
前回ご紹介した本といい、ちょっと戦争がらみの本が続きます。

北海道出身の渡辺先生ですので、終戦間際からのことが書かれているのですが、書かれている内容のほとんどが、以前発売されているエッセイに書かれていることがほとんどなのです。

終戦間際に始まって、戦後の闇市的な店でのアルバイト、高校時代の恋愛、大学そして札幌医科大学での日本で初めての心臓移植の件まで、渡辺淳一を作品(エッセイ)をある程度読んでいる方にとっては、残念ながら同じ内容です。

タイトルを読んだだけでは、東日本大震災の被災地に渡辺氏が行き、そこでのことも書かれているかとも思ったんですが、サブタイトルを読んで違うと思ったものの、渡辺淳一ファンとしては購入して読んでみました。
ちょっと残念。

渡辺先生の小説、エッセイを読んでいない方には入門書にもなるかもしれません。
渡辺先生は、自分の体験を小説にされていることが多いので。



瓦礫の中の幸福論

瓦礫の中の幸福論

  • 作者: 渡辺 淳一
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/02/24
  • メディア: 単行本




個人的なことを書かせていただきます。
娘が無事成人式を迎えました。
感慨深い思い、そしていつか離れていくのかと・・・
私が住んでいる市は13日に成人式を行ったので、娘の晴れ姿が雪で台無しになることはなかったです。

雪が降った14日の翌日の早朝、家族そろって雪かきです。
慣れないことをやったので、腰が・・・(T_T)/~~~

娘が、面白いものをつくってネコと遊んでいたので、ちょっとご紹介いたします。
我が家の猫は勘違いしているのかも。

雪猫1.jpg

声をかけています。

雪猫2.jpg

雪猫3.jpg

雪猫4.jpg

そして寄り添っています。(笑)
仲間と思っているのかな・・・

それでは[手(パー)]




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読書の時間 ’12の140 [本(渡辺淳一)]

今回はいきなり謝罪からです。

myossyさんごめんなさいm(__)m

せっかくniceを頂いた先ほどの記事ですが、ブログ上から削除させていただきました。
あの写真はやっぱまずかったみたいです。

140 男と女(講談社)渡辺淳一 ☆☆☆☆

前にも紹介したかな?
1999年に出版された渡辺先生の本です。
なんといえばいいのか・・・


男と女.JPG



小説ではないです。エッセイというには・・・

要は、この本が出版される以前に渡辺先生が発表した小説、エッセイの中から選んだ「言葉」「フレーズ」が書かれていります。

Ⅰ~Ⅴ章に分かれて、男女の恋愛に関することが紹介されています。
基本的に渡辺先生の作品中のものなので、渡辺先生の恋愛観なんでしょう。
ちなみに
第Ⅰ章 恋して愛して
第Ⅱ章 女という性
第Ⅲ章 男という性
第Ⅳ章 男と女のはざま
第Ⅴ章 愛の万華鏡

その中で、引っ掛かったフレーズをちょっとご紹介します。

すべての恋は、まず自分の気持を正直に告げることからはじまる。なにもいわずに、相手がわかってくれるはずだと思うのは、自己中心的な怠け者にすぎない

愛が深まるにつれて、エゴ(自我)も深まっていく。圧倒的な愛を成し遂げるためには、エゴイストという名の才能が必要である。

打算のない女の一途さは、容色や教養をこえて、最大の武器のひとつとなりうる。

女は男を愛することで影響を与えることができるが、同様に拒否することでも男にそれなりの影響を与えることができる。

しかるべき経済力と自由度とチャンスがあれば、ほとんどの男は浮気をする。もししない男がいれば、ごくごく稀な愛妻家か、女性に迫る勇気まではない、精神的な不能者である。

五つほど紹介しましたが、これはきっと私が渡辺先生と近い(20歳以上離れているが)ため、共鳴できるからだと思う。
今の若い人とはきっと違う。

俺たちは、女性はか弱く守ってあげる存在であり、食事等の支払いはもちろん、男が包み込む存在というような思いが強いんでね。
今の女性は、経済的、精神的にも自立している方が多いし、女性本来の強さを表に出していらっしゃる女性も多いですしね。

総括すると、渡辺先生が作品で描きたかった男女の恋愛のキーフレーズが読めるので、渡辺淳一先生の作品を読む前の入門書的にもなるかも。

私も、渡辺作品が好きで単行本、新書、文庫本、小説、エッセイなど、100冊以上集めましたが、今は5冊くらいだけ手元に残すのみ。

一部で有名になった「新幹線事件」で幻滅してから処分し始めた。(笑)
相変わらず的を得ない文章ですが、興味をもたれたら幸いです。

それでは[手(パー)]




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男と女

男と女

  • 作者: 渡辺 淳一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/09
  • メディア: 単行本




男というもの

男というもの

  • 作者: 渡辺 淳一
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1998/01
  • メディア: 単行本




夫というもの

夫というもの

  • 作者: 渡辺 淳一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/03/26
  • メディア: 単行本




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読書の時間 ’12の91の追記 [本(渡辺淳一)]

先週ご紹介した「麻酔」の追記及びアップできなかった写真などをちょっと・・・

麻酔.jpg

実はこの本2冊持っておりまして、これは第7刷のものです。
帯の部分をアップしますと

麻酔2.jpg

ドラマ化されていたようで、
夫役は渡哲也?さん、妻役は高橋恵子さんですよね?
渡さんに不倫の影はなんか合わないような気がするが、高橋恵子さんははまっている気がします。

この作品は渡辺先生にしては珍しく「夫婦の純愛」を描いていらっしゃいます。
意識を失ってから3ヶ月が経過してから、医者より植物状態を言い渡されます。
一途の望みをつないでいただけに家族は落胆します。
そして、夫にだけ内々で医療ミスであったことが伝えられ、示談金の提示を受け悩みますが、結局は受諾します。
裁判で医療ミスについて争っても、妻は帰ってくるわけではない。
夫の苦悩がわかります。

時を同じくして、妻が衰弱していきます。
家族の中には、病院が医療放棄をしているのではないかと疑う者も出てきますが、夫は誠心誠意尽くしてくれる担当医を見ているだけに夫は思ってもそのことを否定します。
夫がついているときに一度心臓停止を起こします。
その時は命をつないだもののそう長くないことを悟り、会社を1週間休み妻につきっきりになります。

やせ細って意識は無いはずなのに、眼を開けたり、場合によっては手を動かしたりする妻に夫はまだあきらめきれません。
周りに人がいないことを確認してから夫は妻にキスをします。
その感覚は、以前と変わらない。
つい夫は妻の胸を触ります。
やせ細り乳首が陥没してしまっている胸ですが、夫が触っていると隆起してきます。
夫は思います。
通常と違う、性的な刺激を与えればもしかしたら意識が戻るのではと。
他の部分も触りますが結局はダメです。

意識が戻るのならば何でもと思える夫の必死さがいやらしさを超えて共感を生みます。
普段忘れてしまっている、当たり前の存在のパートナーの大切さをしみじみ感じられた作品です。

ということで一部追記をさせていただきましたが、以前書いたように今月を感謝月間としておりましたので、この本も差し上げたいと思っております。
やり方は前回と同じにしたいと思っております。


こちらで確認を

http://bookdaisuki.blog.so-net.ne.jp/2012-06-03

しかし、残念ながら未だにご連絡はありません。
本が古いものですが、やはり問題はやり方かな???
悪意はないのですが・・・
何かいい方法ありますかね。
逆に聞いたりして(笑)

追記  この本につきましては、進呈者が決まったため感謝月間対象外となります。  ありがとうございます。6月20日

次回は、川北義則氏の本を紹介する予定です。
それでは[映画]


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読書の時間 ’12の91 [本(渡辺淳一)]

91 麻酔(朝日新聞社)渡辺淳一 ☆☆☆☆☆

1993年に発売された渡辺氏の医療小説。
これもやはり人の死がメインです。

主人公、福士高伸は石鹸会社の企画開発室長。
出世も順調、妻のほか子供も3人いて順風漫歩な人生を送っている。
加えて2年ほど前から取引先の女性ともそれなりの関係に。

物語は、高伸の妻邦子の手術当日及び前夜の出来事から始まる。
邦子は子宮筋腫が見つかり摘出手術を受けることになる。
手術前夜に妻を見舞う予定だった高伸だが、付き合っている高木恵理と前夜を凄し、次の日の仕事で逢うことができなかった。

部分麻酔であり、すぐに済むはずの手術がなかなか病室に帰ってこないらしい。
妻、邦子の記憶が戻らないらしい。
部分麻酔のはずなのに何故・・・
疑問とともに家族の危機が訪れる。

医学博士の資格を持つ渡辺氏が、麻酔を題材とした医療事故の小説を書いたものです。

手術後の高伸を中心とした家族の困惑といたわり?(うまい表現が見つからない)
家族の在り方、夫婦の在り方を改めて考えさせられた作品でした。
結局、奥さんは亡くなってしまうのですが、夫、高伸の心理の移り変わりがいじらしい。
夫婦の絆、いい言葉が見つからないが良い作品でした。

最後のあとがきで渡辺氏は書いています。
医学が進歩して、技術や機械が良くなっても結局それを扱うのは人間である。
また、この作品のベースとなったものはあるともないとも言えないと。

秀作です。
是非ご一読を。



麻酔

麻酔

  • 作者: 渡辺 淳一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞
  • 発売日: 1993/06
  • メディア: ハードカバー




麻酔 (講談社文庫)

麻酔 (講談社文庫)

  • 作者: 渡辺 淳一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/08/08
  • メディア: 文庫





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ほぼ毎日ブログを更新してきたのですが、ちょっと2日間ほど休みます。
この本を読んだからではないのですが、明日は妻とデートです。
食事をして、一青窈さんのコンサートに行ってきます。

http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1332207328615/index.html


明後日は、地元の用事で草刈りです。
祠のようなものですが、近所には「浅間様」と「金毘羅様」を祀ってあり、浅間様の日が近いので近所の人間が総出で草刈りです。
私も組合長とかいうものになっておりますので率先して汗を流します。(*_*)

予定ではこの二つのことを近いうちに書かせていただきますのでその際はよろしくお願いいたします。

それでは[手(パー)]



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読書の時間 ’12の89 [本(渡辺淳一)]

89 あきらめるのはまだ早いⅠ(講談社)渡辺淳一 ☆☆☆☆

2008年9月に発売された渡辺淳一の対談集。


渡辺淳一.jpg


現在Ⅲまで発売されている。
この本では、不妊症、腰痛、膝痛、ED、眼疾患、花粉症、インフルエンザ、美容整形について、各疾病の専門家が渡辺淳一と発症の仕組みから当時の治療の最先端技術について紹介する対談と疾病に罹患したことのある患者の対談で構成されている。

膝痛と腰痛は渡辺氏が以前、大学病院の整形外科の講師だったことを考えれば、必然的に入ってくる病気である。
認識不足だったのが、不妊症。
人工授精と体外受精の違いが全く分からなかったこと。
不妊症で悩んでいる方の切実な悩みが対談からも伝わってくる。
最近ニュースで女性の初妊娠?の年齢が30歳を超えたとか。
この本ではまだ20代後半だったので随分進んだものだ。
また、不妊症治療が保険対象外だというのも不満。
これだけ、少子化を危惧しているのだから、保険対象にしてあげて負担を少なくするのは正しい少子化対策だと思うのだが。

花粉症では、体内の脂肪細胞が原因だとか。
そういえばどんなに体を絞っても体脂肪が0%の人って聞いたことないし、人間には必要な細胞ですよね。
なのに、脂肪細胞が大きい私は花粉症ではない。なんで???
遺伝的なものもあるらしい。
ステロイド注射の危険も書いてあるので、気を付けてほしい。

美容整形では、作家の中村うさぎさんが施術前と後の写真を掲載しているほか、施術した場所方法まで書かれている。
自分でここまで明らかにするのは凄いな~。
まあ、整形したことで前向きな生き方が出来るのであればいいかとも思いかとも思いますが。

医者だけでなく、患者さんたちの生の声が書かれているので、各種疾病を理解するうえでは良い本だと思う。

余談ではありますが、EDの章で断面図が書かれているのは個人的には痛々しかった(笑)
また、70歳の男性がシリコンを埋め込んだ話には・・・です。
Ⅰ~Ⅲのシリーズで出版されているので、気になる病気で該当するものがあれば読んでみるのもいいかと思います。
医者と、患者と別々に対談しているので病気を理解するうえではいいのではないでしょうか。

それでは[手(パー)]


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あきらめるのはまだ早い 1 (対談|ここまできた最新医学)

あきらめるのはまだ早い 1 (対談|ここまできた最新医学)

  • 作者: 渡辺 淳一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/09/30
  • メディア: 単行本





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読書の時間 ’12の68の追記と渡辺淳一の小説考察(少しだけ) [本(渡辺淳一)]

昨日、渡辺淳一氏の「夜の出帆」について書かさせていただきましたが、ちょっとだけ追記します。

主人公の聖子は、旧家の出身で結構我儘?に育っていた。
20歳以上年上の作家と同棲を初めて、大学院を辞めた時にも家族の猛反対を受けていた。
そんな中、祖母だけは「やりたいことをやってみればいい」と唯一の理解者であった。

そんな祖母が、持病が悪化し危篤状態になった。
急いで実家に帰った聖子であったが、聖子の今の状態を知っている親戚たちからは好奇の目で見られる。
そんなことは気にしない聖子ではあったが、着いた翌日にはまだ予断は許さないものの(危篤状態は続いているものの)、一時的に回復する。

そんな時聖子は、加倉井のことを想い出す。
加倉井と関係を持ち始めてから日が浅いせいか加倉井に逢いたくてたまらなくなり、東京に帰ることにする。

東京に帰る途中、大阪から加倉井に電話し東京に到着後に逢うことになる。
かつ、そのままホテルに泊まってしまう。

翌日、自宅に帰ると祖母の死を知る。
ちょうど大阪から加倉井に電話していた時間であった。


実はこのパターンは筆者の渡辺淳一氏の経験談であると思う。
渡辺氏の自伝的小説と言われている「白夜」(5冊になっております)のほか、エッセイにもよく書かれていることだが、渡辺氏は自分の父親が亡くなったときに、愛人の部屋に泊まっており、翌日病院に出勤した時に父親の死を知る。

渡辺氏の作品は初期のものに病院、医師を中心としたものが多く、自分の医師時代の経験が多く詰まっている。
まだ読んでいないが「阿寒に果つ」も高校時代の同級生であった天才少女画家の話だという。
いちばんの有名作品?の「失楽園」も自分が人妻と経験したことがベースになっているとエッセイの中でも言っている。

作家というものは、自分で経験、体感したことを作品にすること多いのでしょうか?
村上龍氏もそんなことを言っていたし。
芸人さんが、芸を磨くために遊ぶと前に聞いたことがあるが、作家さんも同じ?
羨ましくもある。(笑)
でも西村京太郎さんには無理ですね。
あんなに人を殺したら大変。

それでは[手(チョキ)]

余談ですが、ロングブレスの経過報告です。
始めた時、93.6kg、本日(3週間後)91.4kg(△2.2kg)
やり方を間違えてたのと安心していたこともあり、ちょっと減少が小さいです。(笑)




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読書の時間 ’12の68 [本(渡辺淳一)]

68 夜の出帆(文芸春秋)渡辺淳一 ☆☆☆

29歳の女性が主人公。
ふたりの男の間で揺れる女性の心理を描いている。

主人公は日詰聖子(29歳)。この女性が健康社という健康、病気を扱っている出版社に就職するところから物語は始まる。
健康社の社長、加倉井修三(43歳)のところに友人の望月が女性(聖子)の就職を頼みに来る。
加倉井と望月はもともと同じ出版社(文芸社)に同期入社し、加倉井が中途退社した後、出版社を起ち上げてからも付き合っている。
望月の知り合いの作家、能登からの頼みだという。
能登は20年前に文壇にデビューして新人賞を受賞し、将来を期待されたものの頑なな性格で自分のイメージと違う内容の作品を頼まれてもすべて断ってしまうようなちょっと変わり者の作家。今年で49歳になるはず。

聖子が面接に来てから、加倉井は聖子のことが気に入り、強引に口説きだす。
聖子は、根っからのお嬢様で今まで働いたことがほとんどなく、その時点で大学院生であった。
アルバイト感覚で式根島に臨時の先生でいったときに能登と出会う。
聖子は能登の作品を読んだこともあり、尊敬から愛に発展し同棲するようになる。

能登には妻子があるが別居している。
野とは何事にもめんどくさがりで、聖子と一緒に生活したいが基本的には離婚はしたくないという。
聖子が結婚したければ離婚するともいう。(今でいう事実婚状態)
聖子は聖子で、愛があれが形式は構わないといった状態で4年間の同棲をするが、ほとんど執筆もしないので経済的に困窮してくる。
そのため勤めに出たいという。

聖子は、能登と違うタイプの加倉井の強引さも含めて惹かれていく。
加倉井には、病弱の妻と2人の娘がいる。

聖子は、静の能登と動の加倉井と二人の間で関係を持つようになる。
そののち、加倉井の妻が病死し、加倉井は聖子に結婚を申し込むようになる。
能登は、聖子の背後に別の男の存在を感じつつも何も言わない。
そんなある日、突然伊豆に行くといい、その旅先でガス自殺をし死んでしまう。

能登は、自殺する前に1つの短編小説を執筆していた。
中年の作家が、若い妻と生活している。
最近その妻の背後におとこの影が見え隠れするが、何も言わない。
自分の中で葛藤しているという、自分の状態を作品にしていた。

それを読み、茫然自失とする聖子。
49日が終わり、結婚を再度求める加倉井。

その時、聖子が下した決断とは・・・

って感じです。
最後の終わり方が、本のタイトルにつながっている作品です。
前に書いた「まひる野」に続く、20代後半の女性が妻子ある人と恋に落ちる作品だが、本当はどうなんだろう。
女性の心理は解らないが、この2つの作品はあまりにも綺麗な終わり方のような気がする。
まあ、作者の当時の理想なのかもしれないが・・・

ところで、渡辺氏の初期のころの作品を読むと奥さんのことを「ワイフ」という記述がたくさん出てくる。
といっても女性の服装の半分くらいは着物だったり、就寝するときは浴衣だったり何か違和感がする。
当時は流行ったんでしょうか?

このくらいの時期から、渡辺氏の作品の設定は40代の男と20代の女性という設定が多くなっている気がします。
1Pに2段書きの記載ですが、300Pに満たない本なので、初期の頃の渡辺氏の作品を読むにはお勧めかもしれません。
私的には☆×3ですが。

夜の出航.jpg





夜の出帆 (1976年)

夜の出帆 (1976年)

  • 作者: 渡辺 淳一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1976
  • メディア: -



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読書の時間 ’12の63 [本(渡辺淳一)]

63 まひる野(下)(新潮社)渡辺淳一 ☆☆☆☆☆

本2.jpg

前に、読書の途中なんぞとほざきまして写真をアップした本です。
先程読み終わりました。事務所のソファーで・・・

普段は本を紹介するときに概略だけで結構内容をぼやかして書いています。
本は自分で読むものだし、興味を引く程度のものにしたいと思っていますのでそうしています。

しかし、今回は登場人物の人間関係など普段より細かく書いてみようと思います。
主人公の女性の生き方に何か一種の感銘のようなものを覚えたもので・・・

主な登場人物の紹介から

主人公 辻村多紀(京都の老舗扇子店の女性社長29歳)
    辻村隆彦(多紀の弟、京都大学在学中に学生運動にのめりこみ、抗争で反対派の学生を死亡させてしまう、後に自分も襲撃を受けて植物人間状態に)
    森子  (多紀の亡き父の贔屓にしていた祇園の女性。多紀の母が死亡後後妻として辻村家に入る。たちの父と結婚する前に大阪の贔屓筋の❝だんな❞との間に品子を産む。)
    安代  (辻村家に長く使える家政婦?辻村家に住み込み。辻村家の繁栄維持を常に第一に考えている。)
    柚木  (隆彦たちに襲われ死亡した学生の父親。亡くなった子供とは血が繋がっていない。)

上巻までさかのぼってしまうが、話は多紀が東京で行われる葬儀の参加するところから始まる。
弟の隆彦がリーダーの学生運動グループが敵対するグループを遅い、死亡者を出してしまう。
東京で行われた葬儀に参加した多紀ではあるが、身元が判明し柚木が止めるものの柚木の妻に罵声を浴び早々に退席する。

一通りの義理を済ませ京都で通常の生活に戻った多紀のもとに、学会の関係で関西に来た柚木が訪れ葬儀の際の無礼を詫びる。
東都大学医学部の教授である柚木は、関西に音連れる度に多紀に逢うようになり惹かれていく。
弟が殺した学生の父親、つまり殺人事件の被害者の父と加害者の姉という一般にはあってはならぬ関係になってしまう。
辻村家を自分のものにしようとする?森子、不景気のあおりを浴び資金的に行き詰っていく会社の再生に走る多紀、先代からの番頭の癌による入院等あるものの柚木との愛を深めていく。

そんなさなか、弟の隆彦が内ゲバで瀕死の状態で病院に担ぎ込まれる。
柚木の妻にも二人の関係が発覚し、またも罵声を浴び別れを約束される。

柚木に結婚を申し込まれ、最初は断わり続けていたが、柚木との愛に生きることを決心した多紀ではあるが、札幌に出張中に柚木が死んでしまう。
多紀の体には子供を身籠っていたのに。
出産するかどうか迷う多紀だが、出産することに決めその子供と共に生き、会社を子供に継がせることを生きがいに生きていくことを決意する多紀。

ここで終わりになっています。
自分的には、女性の心理は解りませんが、「昭和の女性」の(特に古都、京都の女性の)奥ゆかしさ、強さが書かれている作品だと思いました。

わざと自分の思いと逆のことを相手の男性に伝え、それを強引に覆し自分を導いてほしい。
そんな感じを取る多紀です。
今では考えられないと思いますが、女性は自分の考えを表だって言わないといった昔ながらの美徳を実践しています。
草食男子ではおつきあいできないタイプの女性。(笑)
私も若いときは、裏を読み続けていましたよ(笑)(笑)

帯に写っている女優さんの名前も教えていただいて、充実した読書ができた一冊でした。
自分的には☆×5ですが、皆さんには違うと思います。
昭和中期の京都の情景も細かく書かれているので、当時の京都を解雇するにはいいと思います。

それでは[手(パー)]
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読書の時間 ’12の62 [本(渡辺淳一)]

62公園通りの午後(毎日新聞社)渡辺淳一 ☆☆☆

昭和52年2月~昭和53年1月まで毎日新聞社に掲載されたエッセイ。
当時の渡辺氏の事務所が渋谷の公園通りに面したところにあったのでこのタイトルになったとか。
そんなことでタイトルって決まるの(笑)

でも内容は結構違う。
人間の死についてのことが中心。
本の前半はほとんどそう。ちょっと暗くなる・・・

最初から2つ目のものはちょっとイタイ。
タイトルは「悪魔の知識」
医学部の教授が癌に侵される。
医者の不養生というやつらしい。
医局員は本人に告知すべきかどうか迷うものの結局は伝える。
教授は、冷静に説明を聞き受け入れる。

そののち、癌の進行とともに本人への痛み等が増す。
日中は静かにしているものの、夜には暴れだし付添いの夫人に当たり散らす。

今はどうか分からないが、日本では通常本人には告知しないといわれてきた。
生きる希望を失ってしまうなどの理由からである。

しかし、教授は医局員から癌の場所、大きさ等を知らされている。
自分の知識で、今後どのようになり、助かることのないことを知っている。
全く希望がないのだ。
死を待つだけの生活。想像を絶しますね。

俺だったら告知してほしくないかな。
その他医療に関するものが多いエッセイです。

この時期渡辺氏は母校の札幌医科大学に半月ほど行っていたそうな。
それもあるのかな。
昭和50年代初期の医療実態が分かるエッセイです。

それでは。[手(パー)]

ロングブレスですが、なんかちょっと腹筋[パンチ]が・・・という感じになってきました。




公園通りの午後 (1978年)

公園通りの午後 (1978年)

  • 作者: 渡辺 淳一
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 1978/06
  • メディア: -



忘れてました。
左サイドに「解決ユキマサ君」というのを貼りました。
これをクリックすると日本行政書士連合会のページに飛びます。
行政書士の業務を紹介するもので、今回は「成年後見」です。
簡単な説明でわかりやすと思います。
安全なサイトですので、一度見てやってください。
ところで、なぜ「ユキマサ」なのか?
行政書士の行政を音読みにすると ゆ・き・ま・さ ですわね。
あ~あ、何も言いません。
見てね[目]


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