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読書の時間 ’13の32 [本(貴志祐介)]

32 雀蜂(角川ホラー文庫)貴志祐介 ☆☆☆☆


雀蜂.JPG


「悪の教典」などで有名な作家、貴志先生の新作です。

題名の通り、スズメバチが登場してくる物語。
以前スズメバチのさされたことのある作家が、アナキラシ―ショックへの恐怖と戦いながら、何故かわからないが自分の別荘に入り込んでいる蜂と戦います。

ラスト20数ページのどんでん返しにはビックリですが、今までの(私が読んだ作品の中では)ものと比べるとボリュームが少ないせいか、強引な終わり方にも思えました。

でもやっぱ貴志先生の作品[exclamation×2]
一気読みでした。
過大な期待をせずに読んだほうが良いです。

12月9日(夜)に追記です。m(__)m

本の裏表紙に書かれているものをアップします。

雀蜂(裏表紙).JPG

これを読んでいただけると良くわかると思います。
申し訳ない。m(__)mm(__)m



雀蜂 (角川ホラー文庫)

雀蜂 (角川ホラー文庫)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2013/10/25
  • メディア: 文庫




どんでん返しといえば、この本も

セカンド・ラブ.JPG

セカンド・ラブという本。乾くるみさんの作品です。

最近ブログで、妻へセカンドラブですなどとのたまわっている俺(笑)

図書館で本を探しているときになんとなく目に入ってお借りし読んでみました。
今回紹介した「雀蜂」とは内容は大きく違いますが、ラスト20数ページでのどんでん返しには・・・・

私としては、主人公の純愛?にしたりきっていたので、ビックリでした。
ちょっと悲しい話に思えました。


時間があれば読んでみてください。

それでは[手(パー)]
セカンド・ラブ

セカンド・ラブ

  • 作者: 乾 くるみ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/09
  • メディア: 単行本



本の解説が下手なもので、詳しく知りたい方は、AMAZONなどであらすじを読んでみてください。m(__)m
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読書の時間 ’13の17 [本(貴志祐介)]

17 狐火の家(角川書店)貴志祐介 ☆☆☆☆

狐火の家.JPG

言わずと知れた貴志先生の本です。
発売されている作品の中で唯一読んでいなかった本。
そして、防犯探偵 榎本のシリーズです。

このシリーズは、「硝子のハンマー」で登場した登場した弁護士の青砥純子と防犯コンサルタント榎本が主人公。
警察ではないので、捜査権は無いのですが依頼人から依頼のあった事件を純子が請け負い、榎本のアドバイスで解決していくパターンですね。

「硝子のハンマー」の時は試行錯誤しながら、何度も間違い犯人を特定していくところがリアルでもあり面白かった。
防犯コンサルタントを名乗ってはいるものの、実際は(元)泥棒?の榎本が密室殺人を解決していきます。

以降、青砥純子は密室殺人のエキスパートの弁護士のように世間に思われているようです。
今回の「狐火の家」と以前ご紹介した「鍵のかかった部屋」は密室殺人の短編集です。

作品が短編なぶん、案外早く犯人にたどり着いてしまうので「硝子のハンマー」と比べるとちょっと物足りません。

今回の本には、「狐火の家」「黒い牙」「盤端の迷宮」「犬のみぞ知る Dog Knows」の4作品が収録されています。

個人的には、タイトルにもなっている「狐火の家」が良かったですね。
家族旅行から一足早く帰った娘。
土産物などを持った父が帰ったときに、娘の死体を発見する。
普段から几帳面な父は、戸締りを完ぺきにしており自宅は密室状態。
娘の亡骸を前に茫然としていた父の所に、知人が尋ねてきて事件が判明する。
父親が帰宅してから、知人が警察に通報するまで約1時間。
密室は変わらないが、犯人を特定するにはこの1時間が・・・
悲しい話でもあります。

「黒い牙」は蜘蛛を愛するマニアが密室で殺害される事件。
「盤端の迷宮」は、プロの将棋界の話。
ダークゾーンもそうであったが、プロ棋士の話が多いようにも思えます。
貴志先生は将棋が好きなのかな(笑)
「犬のみぞ知る」には、「硝子のハンマー」にも出てきた人物が出てきます。
そのため、この作品は「硝子のハンマー」を読んでからの方が楽しめます。

これで取りあえず、貴志先生の本は完読。
「スズメバチ」の発売が待ち遠しいですね。
でもすぐには買いませんがね。(笑)
それでは[手(パー)]






狐火の家

狐火の家

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本




硝子のハンマー

硝子のハンマー

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/04/21
  • メディア: 単行本




鍵のかかった部屋

鍵のかかった部屋

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/07/26
  • メディア: 単行本



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読書の時間 ’13の12 [本(貴志祐介)]

12 ダークゾーン(祥伝社)貴志祐介 ☆☆☆

ダークゾーン.JPG

また、貴志先生です。
一度嵌ると読み続けるもんで・・・

カバーをよく見るとチェスの駒が書かれています。
そして、ハニカム、蜂の巣のような模様が施されています。
でも基本は将棋がベースになっている物語です。

ちょっと内容的に以前ご紹介した「クリムゾンの迷宮」に似ています。
主人公の塚田は、目が覚めるとダークゾーンというバーチャルゾーンにいた。
(この出だしの感も「クリムゾンの迷宮」に似ていますね)
周りには18体(人)の影がある。

塚田は20歳。
大学の3年生であるとともに奨励会の三段でもある。

将棋の世界をご存じない方は知れないが、将棋では四段以上がプロとなり、三段の段階で奨励会に所属し、対戦成績の上位少数のみがプロとして四段になれる。
しかも年齢制限がある。
極度のプレッシャーである。

物語は、ダークゾーンというバーチャル世界と現実世界が交互に書かれている。
現実世界の話の最後に、何故ダークゾーンに・・・という謎がわかる。
そして、ダークゾーンは軍艦島(端島)の姿そのままである。


また、ダークゾーンでは、赤、青に分かれ死闘が繰り返される。
7戦し、勝ち越した側が勝利し、負けた側には罰が与えられるらしい。
塚田自身は「王」であり、周りは自分の知っている人だが、怪物の姿になっている。
それぞれに特性があり、空を飛べるもの、火をはくもの等々。
王が殺されれば負けであり、さながら「軍人将棋」のリアル版です。
(軍人将棋ってわかるかな?俺らの若い頃にはあったんですけど)
敵の青の王は、奨励会でライバルの奥本。

各人の性能はチェスに強いのだが、両軍の将は棋士である。
そして、最初に書いたハニカム状のマスは目に見えないがダークゾーンに張り巡らされていて、体を動かすと若干の抵抗を感じる。
何のために殺し合いをするのか?
ダークゾーンは何をさせようとしている中?
様々な疑問は、現実社会の最後で判明する。

悲しい物語です。
貴志先生の本を何冊か読んでみて気付いたのですが、ミステリー作品が多いだけに殺人事件を多く書かれています。
他の作家の方が、刑事とか事件の真相を解明する側に主人公をおいて、物語を進めていくことが多いのですが、貴志先生は犯人を主人公にすることが多い。

「青の炎」「硝子のハンマー」そしてこの作品も・・・
私は人間を性善説で考える人間なので、読んでいるのが辛くなっていきます。
一部の人間を除いては、殺人など起こしたくないと考えているに違いない。
しかし、自分の守るべきもの等のために仕方なく(それでもいけないのだが)人を殺してしまう。
そして、人間は自分が一番かわいい・・・

「青の炎」を読んでよかったと思われる方にはお勧めです。
違った意味で読めると思います。



ダークゾーン

ダークゾーン

  • 作者: 貴志祐介
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2011/02/11
  • メディア: 単行本



一週間ぶりのアップです。
この一週間の出来事をちょっと。
私の周りでは、日にちがずれている?
バレンタインデーのチョコは15日に妻と友人にもらいました。
友人は手作りでした・・・
しかし・・・多くは語りません。頂けるだけで満足です。
息子の調子がいまいちらしい。
未だに家族はピリピリ。

人前でぺらぺらも20日で終わり、思い切って本格的に来週より別の仕事をすることに。
落ち着いたらそのことも書いてみたいです。

コメントを頂いた皆様、niceを頂いた多くの皆様訪問及び返事が遅くなって申し訳ございません。
肩がパンパンなの(笑)
マイクは持てるのにね。
必ずお邪魔します。
そして、糖質制限。
停滞期はあったものの今日現在で6kg減です。
皮がビヨンビヨン写真は近いうちに公開予定(笑)

本日も読んでいただいてありがとうございました。
この記事は、4日に分けて書いたので読みづらいかもしれません。
申し訳ない。
それでは[手(パー)]





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読書の時間 ’13の11 [本(貴志祐介)]

今回も貴志先生の本です。
そこで改めて貴志先生の作品について調べてみました。

貴志先生の発刊されている作品(発刊順)

 1 十三番目の人格角川ホラー文庫/角川書店)
 2 黒い家角川書店/角川ホラー文庫)
 3 天使の囀り(角川書店/角川ホラー文庫
 4 クリムゾンの迷宮角川ホラー文庫/角川書店)
 5 青の炎角川書店/角川文庫)
 6 硝子のハンマー角川書店/角川文庫)
 7 新世界より(講談社/講談社ノベルス/講談社文庫
 8 狐火の家(角川書店/角川文庫)
 9 悪の教典文芸春秋/文芸春秋ノベルス/文春文庫)
10 ダークゾーン(祥伝社/祥伝社ノベルス)
11 鍵のかかった部屋(角川書店/角川文庫)
12 スズメバチ(角川ホラー文庫より発刊予定)


アンダーラインは私が読み終えた本(いらない情報です(笑))

12作品中8作品を読んだんですな、そしてさっき9作品目も読み終わりました(笑)


そして今回は、発刊されたのが5冊目の本。



11 青の炎(角川書店)貴志祐介 ☆☆☆☆

青の炎.JPG

読み終えた感想としては、何とも言えない気持ちです。
若さゆえの正義感、行動力そして絶望。

主人公は、櫛森秀一、17歳。
藤沢市の鵠沼に家族で住んでいる普通の高校生(秀才ではあるが)。

家族は、母、妹、そして自分の3人家族。
ちょっと前までは・・・

父親は、秀一が幼い時に死んでいる。
母親は、再婚したがそいつが最悪だった。
名前を「曾根隆司」。
結婚するまでは、真面目で優しいふりをしていたが、結婚後、酒とギャンブルに浸り家庭内暴力をふるう。
祖父母の財力で何とか離婚するも、祖父母が亡くなってから櫛森家に入り込む。

秀一の妹は曾根の連れ子だった。
妹はそれを知らない。
母はそれを言われるのを恐れ、ずるずると居すわられてしまう。
そして、脅迫も受けていた。

曾根は、入り込んでからは直接的な暴力は振るわない。
刑法に触れることはしない。

秀一は、曾根が入り込んできてから、曾根を殺すことを考えるようになる。
母と妹を守るのは自分だけであり、そのためには曾根を「強制終了」させるしかないと。



一時期、子供たちがゲームに入り込み過ぎて、現実世界でも「リセット」すれば人間が生き返ると思っているとか、信じられないことが報道されていたが、この作品では「殺人」のことを「強制終了」としている。
そんなことも関係あるのか?


曾根を「強制終了」することにした秀一は完璧な計画を立てる。
秀才らしく、物理等の知識を使って・・・
そして実行し、計画通りに事は済んだ。

「強制終了」計画は成功するが、学校と自宅を往復するところを知人にみられ、犯行に使用した機器を取られ脅迫される。

家族を守るためには、この知人も「強制終了」させるしかない。
そして、秀一は第二の殺人を犯してしまう。


完璧だったはずの計画に、第2の殺人以降、綻びが生じる。


「青の炎」は秀一の頭の中で見える。
本の表紙は、秀一が使っていた家のガレージ。
ロードレーサーをこよなく愛する家族思いの好青年。
その彼に起きたこの惨劇をどう考えるか?

被害者家族はもちろんだが、加害者家族の行く末を案じてしまう。
「手紙」を読んでからどうもそちらに感情が行ってしまうらしい。
犯罪は、被害者、加害者双方の家族を巻き込んでいく。
誰も幸せにはなれない。

決して犯罪に手を染めてはいけない。




青の炎

青の炎

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 単行本




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読書の時間 ’13の9 [本(貴志祐介)]

今回も実は貴志先生の作品です。
ちょっと気になったのでネットで改めて貴志先生の作品を調べてみました。
受賞作品としては
1986年 「凍った嘴」で第12回ハヤカワ・SFコンテスト佳作。
1996年 「ISOLA」で第3回日本ホラー小説大賞佳作。
1997年 「黒い家」で第4回日本ホラー小説大賞受賞。
2005年 「硝子のハンマー」で第58回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)       受賞。
2008年 「新世界より」で第29回日本SF大賞受賞。
2010年 「悪の教典」で第1回山田風太郎賞受賞。
2011年 「ダークゾーン」で第23回将棋ペンクラブ大賞特別賞受賞。

(以上、Wikipediaより)

調べてて思ったのが、吉川英治文学賞。
ここでは書いていませんが、実質的な作家デビューが「黒い家」なのですが、この作品で新人賞候補はわかるのですが、「新世界より」「悪の教典」でも新人賞候補?
ホントかな?デビューして10年以上たって十分メジャーな作家だと思うのですが・・・

受賞作ばかり読んでいるのではないですが、結果的に読んでご紹介したのが「ISOLA」「黒い家」「悪の教典」。
あっ、「新世界より」は紹介忘れ・・・しかしもう手元にはない。


そして今回はこれ


9 硝子のハンマー(角川書店)貴志祐介 ☆☆☆

硝子のハンマー.JPG

貴志先生の作品で唯一シリーズ化されている作品、防犯探偵、榎本の最初の作品。

上場を間近にひかえた介護関連会社が、日曜日でも社長を筆頭に出勤し、投資家へのプレゼン用の企画の審査を行う。
ひとつは、サルを使った介護。もう一つはロボットを使ったもの。
余談ではあるが、ここに出てくるサルは「天使の囀り」で線虫の宿主となるサルである。
(変なところに気付く俺です(笑))
結局、ロボットの方が有力に・・・

その日の昼食後、窓を清掃していた作業員が社長室で人が倒れているのを発見。
通報し救護されるが、社長は死亡してしまう。
後頭部に打撲の痕があることから、殺人事件へと発展する。
容疑者としては、同社の専務が。

社長室に通じる通路には、監視カメラが設置されており誰も写っていない。
社長室には、内側から副社長室、専務室とつながっている。
死亡推定時刻には、副社長は外出しており、専務は部屋で寝ていた。

専務は無実を訴えるが、警察の執拗な取り調べで今にも自白してしまいそうな状況に。
弁護団の一人、青砥純子は先輩弁護士から紹介された防犯アドバイザーと称する榎本の協力を得る。
読んでいくとわかるのだが、榎本は元泥棒?
その知識を活用して、密室のトリックに挑む。

物語は大きく2章に分かれている。
1章は「見えない殺人者」2章は「死のコンビネーション」。
1章において、殺人から榎本と純子の奮闘が記されている。
2章に入ると犯人がわかってしまう。
犯人の殺人に至るまでの生い立ちから現在までが記されているからだ。

でも、この2章に分けたのは正解だと思う。
殺人方法などから見ても、詳しく帰さないと理解できない。
「硝子のハンマー」という題名も殺人方法を理解してやっとわかります。
私なんぞは、タイトルを読んだときにガラスでできたハンマーが凶器か?なんて単純に想ったりして(笑)

いろいろな作家の方がキャラクターを作っていらっしゃるが、元泥棒というのは初めてだった。
元だけであれば良いが、盗んではいないものの不法侵入は頻繁に。
ダークなヒーローです。

ただね、犯人の過去があまりにも可哀想なので同情してしまいますね。
そして、会社内の別の犯罪もあぶりださせるし・・・

全然内容に触れていない?かも知れませんがここまでで興味をお持ちになったら、図書館で検索を。





硝子のハンマー

硝子のハンマー

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/04/21
  • メディア: 単行本



そして、貴志先生の本で現在読んでいるのが、

青の炎.JPG

「青い炎」です。

未読として

ダークゾーン.JPG

「ダークゾーン」

そして、未刊ですが「凍った嘴」が一番読んでみたい。
「新世界より」の基本となった作品といわれているので読んでみたいですね。
発刊されないかな?
それでは[手(パー)]

それから、糖質制限ダイエットなのですが、自分のペースで順調です。
しかし、困ったことが・・・皮がたるんできました(;一_一)
あと5kg痩せたら、運動を併用しようと思っているのですが、何とかなるかな???
そのうちに、皮伸び写真をアップ予定(笑)





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読書の時間 ’13の7 [本(貴志祐介)]

7 クリムゾンの迷宮(角川ホラー文庫)貴志祐介 ☆☆☆

クリムゾン.JPG

またまた貴志先生の作品です。
この作品を読み終えた時に似た作品を想い出した。
LAIR GAME、カイジ・・・

主人公は、藤木芳彦。
元証券マン。バブルを謳歌し、やがて勤務する証券会社が倒産。
妻も離れていき、一時期路上生活者にもなる。

その藤木が、目が覚めると異様な風景の中にいた。
視界一面に奇岩が連なる場所に・・・
ポケットゲームがありその指示に従っていくと、7人の人たちと合う。
(その前に1人の女性と逢っているので合計9人)

藤木は、ここに来る前のことを呼び起こそうとするが、アルバイトの関係で出かけて行ったまでしか思い出せない。
話を聞くと皆経済的に破たんしているような状況。

どうやら、命を懸けたサバイバルゲームに連れてこられたようだ。
後に、そこがオーストラリアの自然公園内とわかるが、脱出しようとすれば主催者側から罰が加えられるようだ。

果たして生き残れるものはいるのか、このゲームの主催者は何を目的としているのか?
謎を抱えたままゲームは進む。


って言うような展開です。
結局は、世界に富裕層が人間が極限状態で殺しあうようなゲームを見たいというような要望から、はじめられたようであり各地点に監視カメラ等もある。

何か似ていませんか???

今まで読んできた貴志先生の作品の中ではいまいちだったように思えます。
前記した他の作品を読んでいない方には楽しめると思います。


クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 1999/04/09
  • メディア: 文庫



次はきっと、佐藤優氏の本か、俗にいう会計本の紹介になります。
それでは[手(パー)]




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読書の時間 ’13の6 [本(貴志祐介)]

6 天使の囀り(角川ホラー文庫)貴志祐介 ☆☆☆☆

天使の囀り.JPG

前回に引き続き貴志先生の作品です。
貴志先生は鈴木光司氏の「リング」を読み「ホラーというのは、ミステリーの文脈でまったく新しいものが書ける」と気づいたと言われている。

何故、このようなことを書いたかというと似ている点があるから。
この作品(文庫本)の解説を瀬名秀明氏が書いていること。
そして、恐怖の原因が似ているということ。
この2点があげられる。

鈴木光司氏の代名詞ともいえる「リング」は貞子というキャラクターが有名だが、呪いのビデオを観ると、エボラウイルスのようなウイルスが転移?する設定となっている。
そして、瀬名氏の代表作でもある「パラサイト・イヴ」では、ミトコンドリアが意識を持ったケースで書かれている。
そして、貴志先生は、この作品で「線虫」を恐怖の原因としている。

物語は、メールで始まる。
主人公、北島早苗に送られた恋人で作家の高梨光宏からのものだ。
病的に死恐怖症だった高梨が、新聞社主催のアマゾン探検隊に参加しており、アマゾンから送られてきたものだ。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医だ。

メールの内容で漠然とわかるのだが、アマゾン探検隊は原住民から追い出されるように予定を早めて帰国する。
元気な姿で帰国した高梨に安どする早苗だが、帰国後、高梨の様子が一変する。
死恐怖症が、ほぼ消えているのだ。
異常なまでの食欲も起きる。

そのうちに、天使が見える、羽ばたきが聞こえると幻覚症状のような状態になる。
そして、早苗の元から持ち去った睡眠薬を使って自殺してしまう。
傷心の早苗の元に、主催した新聞社の福家が訪れ、アマゾン探検隊に参加した他の者も自殺していることを伝えられる。
なによりも子供を大切にしていた女性は子供を道連れにして、電車に投身自殺。
動物嫌いの助教授は、サファリパークで車から降り、ライオン舎の前で仰向けになり、ライオンに嬲り殺されてしまう。

みな、自分が嫌なこと、失ってはならないものをして自殺している。

そして、解剖によって脳から見つかった新たな線虫。

謎は謎を呼ぶ。

前述の鈴木氏、瀬名氏の作品ではありえないと思えることが、貴志氏のこの作品ではありえるかもと思えてしまう。
リアルな恐怖である。

事件が解決後、早苗は医師としてはしていけないことを行ってしまう。
その気持ちはわかるような気がする。
極論ではあるが、そのような使い方であれば良いのではないかとも思ってしまう。

がっつり、主要な部分は削除していますが(笑)、興味があったら読んでみてください。
秀作です。
「リング」「パラサイト・イヴ」が面白いと読める方には特におすすめです。
それでは[手(パー)]





天使の囀り (角川ホラー文庫)

天使の囀り (角川ホラー文庫)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2000/12/08
  • メディア: 文庫





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読書の時間 ’13の5 [本(貴志祐介)]

最近コメントのお返し等非常に遅れております。
申し訳ございません。m(__)m

今日は一日自宅でPCと戦っていたのですが、先ほど妻から声をかけられました。
死んでるの・・・と。
俺は生きています(笑)
部屋にこもりっきりで、食事もとらなかったから。
これからご飯食べます。
只今、30日の午後8時。
ヤバいな、糖質制限に反する時間。
でも食べる(笑)
ちなみに、糖質制限を初めて4kg減。
ちょっと気合が足りないかな(笑)

5 十三番目の人格(ペルソナ)-ISOLA-(角川ホラー文庫)貴志祐介☆☆☆☆

ISOLA.JPG

最近、貴志先生の本を読みまくっている。
昨年の途中までは「黒い家」しか読んでいなかったのだが・・・
「悪の経典」「新世界より」に続きこの作品を読んだ。
(今現在ほかに2冊読み終えております。後ほどご紹介を)

気になったので貴志先生のことをちょっと調べてみる。

貴志祐介.jpg

1959年大阪生まれ。
京都大学卒業後、朝日生命に就職。
この時の経験が「黒い家」にいかされているようだ。

実質的な作家デビューは「黒い家」でだが、実はその7年前に会社を退職し、執筆活動に入ったらしい。
「黒い家」が1997年第4回日本ホラー小説で大賞を受賞。

今回ご紹介する作品は、その前年に「ISOLA」という題名の同作で、第3回日本ホラー小大賞 長編賞佳作を受賞されている。
出版に際し、今のタイトルになったらしい。



舞台は、阪神淡路大震災直後の兵庫県。

主人公は、賀茂由香里、20歳。エンパスである。
最初、なんじゃそれは?と思ったが、どうやら他人の心の中というか、感情が読み取れる能力らしい。
実際にわかるかどうかは別として、すんなり受け入れる。(笑)

由香里は、中学生になってから「エンパス」の能力が芽生える。
よく思春期に能力が開花する?といわれているが同じらしい。
何もしていなくても、他人の思考が聞こえてくるのだからたまったものでは無い。

家に引きこもるようになってしまい、「破瓜型」の精神分裂病と診断されてしまう。
家族からも阻害されるが、病院で処方された薬の一つが能力を押さえることとなり、本人的には立ち直るのだが、周りはそうは思わない。
いたたまれずに、東京へ。

そして、紆余曲折があるものの、震災ボランティアとして言った病院で、女子高校生の森谷千尋と出会う。
被災者の心のボランティアとして参加している他の人からは、気味悪がれている。

由香里があってみてその理由がわかる。
人格が変わるのだ。
エンパスである由香里にはそのことがなんとなく理解でき、千尋の学校にいる心理療法士の元へ向かう。

千尋は5歳の時に交通事故で両親を失い、幽体離脱を経験している。
その時から、新しい人格を形成してきたらしい。

自分の中でできた人格だけならばいいが、もし、他人の人格が入ってきたとしたら・・・

多重人格、幽体離脱、エンパス等現在でも不明な点が多い現象だが、貴志氏の綴り方が素晴らしく引き込まれていく作品である。

私的には、主人公の由香里が大好きになった。(笑)
その理由は読んでいただければわかると思います。
健気に生きる女性は大好き。

それでは[手(パー)]


十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)

十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 1996/04/18
  • メディア: 文庫




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読書の時間 ’12の143 [本(貴志祐介)]

143 悪の経典 上、下(文芸春秋)貴志祐介 ☆☆☆☆☆

お久しぶりです、本の記事では(-_-;)
我慢できなくなって購入し、読み始めたら止まらない(笑)
空いた時間に読んでいたのに、1日ちょっとで読んでしまった・・・

悪の経典(上).JPG

悪の経典(下).JPG


(夜、自宅の蛍光灯の下で撮影したのでちょっと見ずらいですが・・・)

以前の記事で映画で鑑賞し、衝撃的だったと書いた「悪の経典」。
映画では、伊藤英明の好演のせいか非常に酷いことになっており、R-15指定のうえ、大島優子も泣いちゃった作品です。

映画で、ストーリーを知っているので、サクサクと読めてしまう。
普段は想像力を働かせながら読み進めていくのでちょっと時間がかかりますが、読むほどに映画での映像がよみがえり読むスピードも上がる。
こんなのもありかもですね。

主人公は、高校で英語を教えている蓮見という教師。
外見、明るさ等すべてを備えている。
生徒たちからも人気があり、「ハスミン」と呼ばれ、学校で一番人気なある教師。

平穏そうに見えても、「イジメ」「非行」「パワハラ」「淫行」などいろいろ問題を抱えている学校。
京都大学を1ヶ月で退学し、ハーバード大学でMBAも取得し、投資銀行で辣腕をふるうものの、とあることからアメリカに滞在することが出来なくなる。そして、今後入国することも・・・
(これは本でお確かめください)

日本に帰国しなければならなくなった蓮見が、義兄弟の勧めで英語教師になる。

蓮見が中学生の時に両親が死亡しているために親戚のうちに引き取られる。

そして、学校という空間を自分の王国にしようと考えるようになります。
そのためには、邪魔なもの、人は排除する。

主人公の蓮見には、人と共有とか共感という資質がないようである。
しかし、知能は人並み外れて高い。

本で読んでいると、映画ほどの嫌さというか変な気分にはならない。
犯人が最初から、蓮見とわかっている点もあるのかもしれません。

下巻で2回ほど書かれていますが(一回は生徒が、もう一回は刑事が)、この本は「殺人鬼(サイコ)と反社会性人格障害(サイコパス)は別物」という常識が基本になっているのだと思います。

その二つを備えた人物がいた場合の恐怖を小説にしていると思います。
そして、映画では描かれなかった「終章」に書かれている矛盾そして恐怖。

学校において、自分の担任クラスの生徒ほぼ全員を殺してしまうというショッキングな内容の本ですが、終章で書かれていることは作者が、社会に問いかけている矛盾でもあると思います。

個人的には「黒い家」での犯人の方がよほど恐ろしいと思います。
古本でもまだ高い?ですが、読みやすいし機会があれば読んでみてください。

映画をご覧の方はご存知かもしれませんが、職員室でのシーンである教諭の机の上に貴志先生の前作「新世界より」がわざとらしく机の上の本棚に置いてあったのはご愛嬌ですよね。(笑)


気がつかれた方もいるかもしれませんが、今回の記事は本当は142になるはず・・・
でも143になっています。
実は、142は今書きかけなのです。
書き方を試行錯誤していてちょっと保留中になっています。(@_@)

今年中というか、今月中にはアップを予定しております。
その際には、是非ご感想を寄せていただくとありがたいです。

日々寒くなっております。
風邪などひかぬようお気を付け下さい。
私は引いてしまいました。(-_-;)

それでは[手(パー)]





悪の教典 上

悪の教典 上

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/07/29
  • メディア: ハードカバー




悪の教典 下

悪の教典 下

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/07/29
  • メディア: ハードカバー




黒い家

黒い家

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1997/06
  • メディア: 単行本




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読書の時間 ’11の80 [本(貴志祐介)]

116 黒い家(角川書店) 貴志祐介 ☆☆☆☆

 貴志氏の実質的なメジャーデビュー作品。
 第4回日本ホラー小説大賞受賞作品。
 前年にISORAという作品で佳作になった翌年に出品した作品です。
 
 日常に潜んでいる恐怖をサイコ的に描いています。
 主人公は生命保険会社(支社)の中間管理職。

 生命保険金の不正受給の疑いのある保険者を探っているうちに、彼の周りの彼女、同僚等が謎の殺人に遭う。

 身の毛もよだつとはこの作品に合う言葉だと思う。

 主人公の親族に起こった死亡事故によるトラウマも微妙に関係していく。

 年末年始に暇な一日はあっという間に過ぎること請け合いです。

 中古本で105円で売っていると思います。

 それでは[手(パー)]



黒い家

黒い家

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1997/06
  • メディア: 単行本



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