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読書の時間 ‘12の8 [本(瀬名秀明)]

8 あしたのロボット(文芸春秋)瀬名秀明 ☆☆☆

 「デカルトの密室」に続く瀬名氏のロボット本。

 前作よりは読みやすかったというのが感想です。
 特に難しい表現もなく、専門用語も少なかった。

 基本的には5つの作品群から出来ている。
 時代設定は、2001年から2030年。
 
 ロボットからヒューマノイドへ、人工知能による心?、人間の生活に溶け込み必要不可欠になってくるヒューマノイド・・・

 5つの作品は人間の目から見たヒューマノイド。
 間に、WASTELANDと題された人間がいなくなったあとに生き残ったヒューマノイドが「アトム」を探すたびに出る話もある。
 最後に書かれている「アトムの子」にもあるように手塚治のアトムが結構作品の根底をなしているものが多い。
 でも俺的には、地雷探知ロボット、地雷探知犬、タイ人少女の交流、友情が綴られている作品の「見護るものたち」。
 残念ながら、最後に少女は対人地雷を踏んでしまって足の一部を失ってしまう。
 憔悴するロボット製作者・・・

 なのだが、話が次の作品の「亜季への扉」に繋がっていて、「見護るもの」の疑問が一部解けた。

 今のところ、製造業等一部ではメジャーなロボットであるが、将来、私たちの生活の中まで入ってくるのか?
 また、どこまで許せるのか。
 どこまで私たちはロボットに頼るのか?
 いろんな疑問を考えさせてくれる本でもありました。

 ちょっとだけお薦めの一冊でした。
 それでは[手(パー)]



 
 
あしたのロボット

あしたのロボット




読書の時間 ’12の4 [本(瀬名秀明)]

4 デカルトの密室(新潮社)瀬名秀明 ☆☆

瀬名氏の作品を久しぶりに読んだ。

初めて読んだのは、「パラサイト・イヴ」
ミトコンドリアが意識をもって行動するという設定が面白かったのを覚えている。

しかし、この作品を鈴木光司氏?若しくは村上龍氏?が批判したコメントを出していたことを覚えている。
あまりにも中途半端な知識で執筆しているということだったと思う。

瀬名氏の作品で次に読んだのが「BRAIN VALLEY」
この作品は面白かった。
鈴木光司氏の「リングシリーズ」近いものを感じたし、非常に楽しい作品だった。

その記憶があったので、半年ほど前に「八月の博物館」「あしたのロボット」そして今回のデカルトの密室を購入し、いつものようにそのまま保管・・・

今回読んで思ったのが、自律性ロボットとその製作者たちの物語。
簡単に言ってしまうとこうかも。

ただ、題名にもある「デカルト」の理論から派生する自我の認識、解放。ロボットの自由、自律。
そのようなものにこだわって、物語、話が「哲学」「倫理」的なものに結構入って行っている。
その点でつまらなかった。

主人公とそれに対する準主人公ともいうべき少女がともに下肢不自由になっている設定もわからないし、物語の中に「物理学」「哲学」「倫理学」等の考え方があまりにもちりばめられすぎ。

小説なのだから、「パラサイト・イヴ」程度でよかったのでは。

読みずらかった。
それが正直な感想。

他の2冊はもっと読みやすいと良いな。

それでは[手(パー)]





パラサイト・イヴ

パラサイト・イヴ





BRAIN VALLEY〈上〉

BRAIN VALLEY〈上〉

  • 作者: 瀬名 秀明
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1997/12
  • メディア: 単行本




BRAIN VALLEY〈下〉

BRAIN VALLEY〈下〉

  • 作者: 瀬名 秀明
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1997/12
  • メディア: 単行本




デカルトの密室

デカルトの密室

  • 作者: 瀬名 秀明
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/08/30
  • メディア: 単行本



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