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読書の時間 ’12の69 [本(清水義範)]

2012年版のSPECIAL THANKSをする予定でしたが、ちょっと統計等に時間がかかっているため、通常バージョンとします。

69 おもしろくても理科(講談社文庫)清水義範、え:西原理恵子

西原理恵子が何か書いてるかと思って買ってしまった本。
読んだことのない作家ではあったが、直木賞候補に何回かなったものの受賞できていない作家さんだと思う。
小学校の教科書程度の理科を詳しく書いてバラッチとの対談形式かと勝手に思って読み始める。

10の項目に分かれている。
慣性の法則~そしてどれもいなくなったまで。

タイトルに「理科」となっているが、理科どころの騒ぎではない。
物理、生物学、化学、天文学等結構書かれている内容は濃い。

最初の「慣性の法則」は面白かった。
サイバラの素朴な疑問。
「何故走行中の電車でジャンプしても同じ位置に降りるのか」
という私が考えるに当たり前だけどよくわからない疑問に対して色々例えを出して説明している。
読み進んでいくうちに、「××が東京ドームだったら」あたりからおかしくなってくる。
宇宙などの距離がでてくるのだが、何千億光年だとか通常使うことのない数字がてんこ盛り。
読むのが苦痛になってくる。

それを乗り越えると、後半は地球における種の絶滅、人間の人口爆発に関する話は一読の価値がある。
中でも、人類の全てが肉を食べることを止め、ベジタリアンになれば地球は400億人まで食料を提供できるのだとか。
この数字は凄い、と思ったが、草食動物、耕作地を増やすための森林伐採なども考慮に入れるとそこまではないだろうと突っ込みを入れる。
でも考えてみれば、食用に飼育されている動物に与えている植物を人間が摂取するという食物連鎖の一部を省略する考え方は、斬新だし今後考えていかなければいけない問題かもしれない。

「理科」と書かれていても大人がじっくり読める構成になっている本です。
1994年に発行された単行本の文庫化した本で、約20年前に書かれている内容ですが、今でも同じ問題がある。
人間は何もしてこなかったのか・・・

中盤に書かれている以外の、前半と後半は私のお勧めです。
それでは[手(パー)]




おもしろくても理科 (講談社文庫)

おもしろくても理科 (講談社文庫)

  • 作者: 清水 義範
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/03/13
  • メディア: 文庫



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