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読書の時間 ’12の90 [本(佐藤亜有子)]

90 抱いて、そしてそのまま殺して(河出書房新社)佐藤亜有子 ☆☆


殺人依頼.jpg



今年やっと90冊目。
これでは今年200冊は無理かな?

佐藤亜有子さんの本は初めてです。
タイトルだけ見て買ってしまった本です、105円で。
本は2作ありました。

最初にタイトルになっている「抱いて、そしてそのまま殺して」
ちょっと前に紹介した「死ねばいいのに」という本が、出生から薄幸の女性が今が幸せでありこれから不幸になるのが嫌だから殺してということで始まった殺人事件の内容だったので思わず近いかなと。

生きていることに絶望してしまった律子が殺人をビジネスとしている会社に自分の殺害を依頼するところから始まる。
本にも書いてあるが、無さそうであるかもと思えるビジネス。
何故死にたいかはわからない。

殺され方は絞殺を希望し、実行者の要望も出来る限りクライアントの希望に沿うという。
契約時に前払い金、成功報酬生命保険ということだ。
ビジネスとして本当にあるかもと思ってしまう。

契約してから、半年近く連絡がなかったので詐欺かとも疑っていたが、ようやく実行者が目の前に現れる。
映画館で出会う。しかしそのまま、ホテルのラウンジで酒を飲む。
実行者の部屋に行き、臨死状態まで行くが結局殺されなかった。
それどころか、別のクライアントの実行者に選ばれる・・・
律子自身の全く違った名前で生きていくこと、人生をやり直すこと。
その道を選ぶ。


律子の最初の仕事は、娘を自分の愛人のように扱いついには自殺に追い込んだ男の抹殺依頼。
自分の殺人の実行者とともに妻の案内で家に侵入し、ターゲットを追い詰める。
ターゲットの言い訳を無視し、最後には中の引き金を引く。

なんだかよくわからない結末です。


もう一作は「渇き」
30P足らずの短編で、再婚した妻と前妻の子供(男、19歳)が惹かれあい。
ふたりにとって、夫であり、父親である男を殺害するという話。

家族旅行で行った海外の島で、実行計画をする。
この島に隣接する小さな島は、男と前妻の思い出の島らしい。
予定では、男と息子が一緒にその島に行き男を殺害、場合によっては義母と心中する予定らしい。

結局は男を殺せず、海岸で毒物が入った飲み物を息子と義母で飲んだところで終わっています。
う~ん、わからん。

あとがきで作者は、
表題作はフィクションであること。
作者自身が長い間悪夢にしか見えなくなった現実、自分に対する絶望感にさいなまれ、死を願っていたこと。
自分自身の破たんの危機を解きほぐすためにこの作品を書いたこと。
を書いている。

その人が死ぬことを願うまでになった男への否定イメージが強いらしい。
その思いが続く限り、愛の欲望とそれを打ち消す殺意にまつわる作品を書き続けると書いて締めている。

怖いっす。
失恋のパワーが小説を書かせ、そして本として出版される・・・・
しかし、本の内容はそれほど怖いものでもないです。
短編もそうだったが、なんか中途半端な作品になってしまっています。
残念です。
怨念っぽいと混まないです。

次は良い本を。
それでは[手(パー)]



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抱いて、そしてそのまま殺して

抱いて、そしてそのまま殺して

  • 作者: 佐藤 亜有子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2003/05/21
  • メディア: 単行本





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