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読書の時間 ’12の116 [本(榊原英資)]

116 為替がわかれば世界がわかる(文芸春秋)榊原英資 ☆☆☆☆

 ミスター円こと元財務官の榊原英資氏が2002年末に書かれた本。
 為替のことを中心に当時の世界情勢について書かれている。
 ちょっと古いが「温故知新」的に読んでいただくといいかもしれない。

 為替.jpg

 この中では特に3人の外国人が多く書かれている。
 初めに、伝説の投機家「ジョージ・ソロス」
 1992年のイギリスのポンド危機の時に、イギリス政府(為替当局)に対抗して大々的に空売りを仕掛け勝ったといわれる投機家。
 バフェットとよく比較されるが、バフェットは投資家である。
 個人的には、ソロスと一緒にしてほしくない。
 ソロスはアメリカのヘッジファンド「クォンタム・ファンド」の総帥だったし。

 次に、ロバート・ルーピン。
 この人の名前を知っている人は少ないかも。
 クリントン政権時代のアメリカの財務長官。
 副長官だった「サマーズ」のほうが知っていると思います。
 サマーズと同等の知識、見識があったものの、表にはサマーズに喋らせ、最後のここぞという時に出てくる知恵者である。

 最後がローレンス・サマーズ。
 ルーピンの元で財務副長官を務める。
 父方、母方の両方にノーベル経済学学者がいるという、経済学でいうところのサラブレット。
 28歳でハーバート大学の教授になるなど本人も凄い。
 ルーピンとともに90年代の世界経済をリードした人物である。

 90年代後半のロシア危機、ブラジル危機などを語るにはこの3人は欠かせないらしい。
 ロシア危機において、ソロスは大損害を被ったヘッジファンドとして・・・

 榊原氏とこの3人の交友関係から、日本の財務大臣がいかに外国ではまともに扱ってもらえないかもわかります。
 しょせん選挙屋で、為替も知らない人が世界経済を協議できるわけないですもんね。
 諸問題について、自分の意見を言えない閣僚はまともに扱ってもらえない・・・

 また、榊原氏は日本の「記者クラブ」制度の弊害についても多く語っている。
 日本独特のこのおかしな制度は今も続いています。

 最後のほうに書かれている榊原氏と日本に滞在しているアメリカ人の会話がちょっときつかったすね。
 中国人の若者やインド人の若者が英語を共通語としてMITやハーバード大学と組んで共同開発している話になったときに、榊原氏が思わず
 「日本も英語でそうした共同開発をせねば」といったときにアメリカ人は
 「榊原さん、いまの学生は日本語もちゃんとできないよ」と言われて
 お先真っ暗と思ったそうな。

 なるほどね。
 スパコンが2位でなぜいけないのかというような国会議員さんもいるわけだし。

 自分たちが良かったかと言えば必ずしもそうとは言えないが、今の時代否が応でも外へ国際社会と何らかのつながりを持たなければいけない。
 英語が嫌いでも、国際共通語としての英語の地位は変わっていないのだからそれを身に着けるのも致し方ないことかも。
 その前に正しい日本語というのがきついけど。

 榊原氏は、別の本で書いていますが、海外に出た時に日本のことを一番知っているのは自分なのだから、その自分が日本が議題になっているときに喋らない、自分の意見を言えないというのは危機的状況だと。

 ただの為替の本ではありませんでした。

 それでは[手(パー)]

 
 
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為替がわかれば世界がわかる (文春文庫)

為替がわかれば世界がわかる (文春文庫)

  • 作者: 榊原 英資
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 文庫





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読書の時間 ’12の102 [本(榊原英資)]

102 君たちは何のために学ぶのか(文芸春秋)榊原英資 ☆☆☆☆☆

久しぶりの更新となってしまいました。色々ありまして・・・

でも今回は自信をもってご紹介できる本です。
作者は、榊原英資氏。
名前だけではわからない方も多いと思いますが、通称「ミスター円」と90年代に言われた元財務官僚。
てっきり事務次官まで行ったかと思いきや財務官でした。
(ご存じのとおり事務次官は公務員のてっぺん)


榊原.jpg

帯に書いてあるサブタイトルが16歳からの「ミスター円」の特別授業となっている。
読んだ感じでは確かにその通りだと思う。
中学生でもいいと思う。

時間割のように1時間目から10時間目に分かれている。
1時間目と2時間目では資本主義経済下でのマーケットについて非常にわかりやすく書かれている。
これを説明するのが実に難しい。
自分で説明するとつい専門用語とか使ってしまうのだが、さすがはミスター円、非常にわかりやすい。

3時間目から5時間目において実社会においての生き方、というか働き方について書かれている。
私の世代だと、業務について広く知っている総合職が求められたが、今の時代は専門職。
何故、専門職がいいのかなどについて書かれている。
(大学生が読んでもいいと思う内容です)

6時間目から8時間目は、日本人がなぜ英語を話せないかについて書かれている。
十分納得する説明。
ようは日本では翻訳文化が発展しすぎているから。
文明開化、終戦後ともに外国文化をより速く国民に馴染ませ経済的進化を進めようとしたから。
でも、それはそれでよいのだが、経済的発展を果たしてからもその翻訳文化が続いてしまっていることに問題ありと。

9時間目と10時間目は個人の個性と専門職っていう感じ。

相変わらずわかりずらい説明になってしまいました(;一_一)

立ち読みでもいいから読んでほしい1冊です。


ここでちょっと印西君について

ポロシャツでございます。
まずは、着る前に自宅PCにおいて

ポロシャツ着る前.jpg

印西君マーク

印西くん5.jpg

着用後

ポロシャツ着た.jpg

諸般の事情で写真はここで終わっています。
何故か?
原因は私の携帯で妻に撮影してもらったため。

夫婦であってもケイタイは観てはいけないと思います。(勝手ないいわけです)
良いことは無いって。
そう思うでしょ。
あたしゃ古いケイタイを使っていますが、「閉じるとロック」とかいろいろバリアを張ってあったわけです。
しかし、撮影にはロック解除状態・・・
フォルダーにもいろいろロックをかけてあったのですが、20年以上も一緒にいる妻には通用しません。

あ~あ、どうしよう・・・
それでは[爆弾]


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