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読書の時間 ’12の118 [本(杉沢志乃)]

 最近何のブログか彷徨っていますが(笑)、皆さんからたくさんのコメントを頂いたのでその後の続きをちょっとだけ書いて、夫婦漫才は終了します。
 
 夕食場所を決める際に、妻が先日行った居酒屋がいいということでそこにすることとしました。
 以下、会話となります。
妻 「こないだ〇〇さんといったところが料理が美味しかった」
俺 「そんじゃそこにしよう、それで場所は?」
妻 「△△駅の前」
俺 「なんて名前の店?」
妻 「確かギョミン」
俺 「????」
俺 「もしかしてそれって(漁民)って書かないかな?」
妻 「そう」
俺 「それってさあ~、う・お・た・み って読むみたいよ」
妻 「そうなんだ、だって普通に読んだらギョミンじゃん」

 天然なんでしょうな(爆笑)

 そして、妻が10時まで残業で行きませんでした・・・
 そのうちに行きましょう(笑)

118 「キャバクラ嬢」行政書士の事件簿② (ゴマ文庫)杉沢志乃 ☆

キャバクラ嬢.jpg 


 東京都の行政書士さんが監修し、杉沢志乃さんという方が書かれた本。 
 これは2冊目。
 結局3冊出ているらしい。

 実は最初の本も読んだことがあるのですが、イマイチだった気がします。
 でも、自分の職業だとつい買ってしまいました。

 ところで、行政書士って何をする職業だかご存知でしょうか?
 私は自分で始めるまで知りませんでした。
 今はほとんど無いけど、イメージ的には免許センターの近くでおばちゃんが手招きをしていて、書類を書いてもらったようなそんなイメージ。
 すなわち「代書屋」。

 詳しくは、行政書士法第2条に書かれているのですが、わかりづらい表現の条文なのでカット。
 代表的なものとして、「農地法、風営法などに関する許認可申請」「契約書」「遺言・相続等に関する書類」等個人・法人の法律に関する書類の作成業務と言えば分ってもらえるかも。

 ところで、本書はキャバ嬢の女の子が行政書士試験に合格して身近な法律問題を解決していく話。
 ここで補足、行政書士もそうですが通常「士業」と言われている職は、たとえば合格しただけだと「行政書士の資格を有するもの」になるだけなのです。
 よく弁護士さんだと「東京第1弁護士会所属」とか言っていると思うんですが、その団体に所属しないと活動できないんです。
 そして、弁護士さん、税理士さんなどでは実務経験が3年以上など経歴が求められます。
 
 ちょっと脱線して、士業の種類についてどのくらい知っていますか?
 有名なところでは、「弁護士」「公認会計士」「税理士」「建築士」
 ちょっとマイナーなところで、「行政書士」「社会保険労務士」
 もっといくと「弁理士」「海事代理士」・・・
 結構種類があるんです。

 ところで、さっき実務経験の話をしたのですが、何故したかというと「行政書士」には実務経験を求められないのです。
 大学を出て、行政書士試験に合格(おめでとう)。
 都道府県連合会で入会手続きをすれば、はい、行政書士が一人誕生、なのです。

 資格取得では人気ランキングの上位に位置することの多い「行政書士」ですが、食えるようになるためにはちょっと難しいですよ。
 試験の問題と持ち込まれる法律案件は全然違うし、一般の人にとって「行政書士って???」だと思いますしね。
 まず最初に求められるのが、営業力なんですよ。
 そこをよく理解してから、開業しましょう。(開業しても廃業する人が結構多いんです)

 この本では、4つの短編になっている。
 1.ストーカー規制法
 2.ADRと離婚
 3.慰謝料
 4.風営法更新許可

 最初は、主人公のサキがストーカーにまとわりつかれる話。
 ストーカー規制法が成立後、実際に事件が起きてなくてもストーカー規制法に定める行為は処罰されるようになりました。
 本にも書いてあるが、警察に被害届を出すくらいで実際は行政書士は何もできない。
 最後は、お店の関係者に助けられ大きな被害にはならなかったが、行政書士業務とは全然違うよ(笑)

 次は、店長から頼まれた案件で、元キャバ嬢の離婚の話。
 当人同士で、離婚することに合意しているが、ペットの犬をどちらが育てるかでもめている案件。
 ADRという聞きなれない言葉が出てきます。
 本文そのままに書くと、「裁判外紛争解決手続」のこと。
 裁判所を介さずに、当事者同士で紛争を解決すること。 
 
 これに関しては、今、日本行政書士会連合会の一押しです。
 月刊の会報にもシリーズで載っております。
 私も一回研修を受けたことがありますが、まず仕事としては成り立たないと思いました。
 当事者同士で解決しないから紛争が起きるのであって、その当事者同士に再度話し合ってもらって解決するとは思えません。
 そして行政書士はどちらが正しいとも言えないんですよ。
 (随分前に1回研修を受けただけなので間違ってたらすいません。興味のある方ご自分で・・・)
 紛争解決は、弁護士、司法書士(金額等制限あり)以外扱えないので。
 そんな状態で、解決できるわけがない。
 通常は、第3者が当事者双方の意見、事実を確認して、法律に沿って判断するわけです。
 そして、何よりもやってはいけないことをサキはやっている。
 キャバクラの別の客にこの離婚問題を話してしまい、その客が問題の夫婦の所にサキと一緒に出かけてしまうこと。
 クライアントさんの依頼案件の守秘義務違反です。
 行政書士法第12条、第22条により、業務上知りえたことは行政書士である時はもちろん、行政書士を辞めてからも秘密を漏らしてはいけないことになっています。
 そして、1年以下の懲役または100万円以下の罰金という刑罰があるんです。
 これはまずいっすよ。

 結局、離婚する予定だった夫婦は、サキから話を聞いた男性の説得のせいもあって離婚を辞めます。
 そして今後の夫婦の取り決めを合意書という形で作成します。
 本としては、めでたしめでたしなんでしょうが個人的には凄く怒りを感じた。
 
 3作目が慰謝料の問題。
 キャバ嬢と売出し中の野球選手が別れることになった。
 問い詰める彼女に切れて直接的、意図的ではないがけがをさせてしまう。
 そして、後日メモとともに手切れ金50万円を送ってきて、他言無用を強制する。
 その話を聞いて、怒ったサキが本人宛に謝罪と慰謝料の増額を要求する書面を送る。

 はっきり書いていないが、きっと内容証明で送ったのだろう。
 よくクーリングオフなので使われる内容証明なのですが、これは郵便の一種なので間違いなきよう。
 
 蛇足ですが、ある行政書士が契約解除の内容証明を頼まれて作成したそうな。
 そして、その内容証明の書類を持って「裁判所」にいったそうな・・・
 そして、裁判所の事務の人に
 「先生それはこの先の郵便局にお持ちください」といわれたそうな・・・
 (間違っても俺ではないですよ(笑))
 かんべんしてくれよ。これだから・・・に見られるんだよ。(-"-)

 結局は第三者の仲介があって、球団側の弁護士と和解が整いましたが、あまりにも拙い。
 
 最後の作品は、キャバクラでの常連から風俗営業許可の更新を頼まれる話。
 依頼者のオーナーと店に行くがそこで店長から有名政治家が常連だということを聞く。
 そしてそれを、店の待合室で話してしまう。
 これも「守秘義務違反」。
 まわりまわってその話が、週刊誌の記者まで伝わってしまう。
 それを聞きつけた政治家側はついにはサキを拉致してしまう。
 結局は保護され、政治家は失墜して終わるのだが、基本的に個人情報を第三者に話してしまった店長とそれをまた話してしまった主人公のサキが原因。
 
 どうしても職業的な目から読んでしまった作品ですが、クライアントさんのことをすぐ話してしまう主人公に怒り心頭。
 「守秘義務」が全然守られてないじゃん。
 現職の行政書士が監修に入っているのにこれは無いんじゃない。
 信用第一の仕事なのにさ。

 そしてこのシリーズが三作出るくらい、一部テレビドラマ化されるくらいになっていたことに・・・。
 多くの行政書士、イヤほとんど(全部とは言い切れないかな)の人はまじめに仕事をし、守秘義務を守っていますので、勘違いしないでね(*^。^*)

 それでは[手(パー)]
 キャバクラに行ったことのないこっちゃんでした。

 

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キャバクラ嬢行政書士の事件簿 2 (ゴマ文庫)

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「キャバクラ嬢」行政書士の事件簿 1 (ゴマ文庫)

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「キャバクラ嬢」行政書士の事件簿 3

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