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読書の時間 ’13の8 [本(佐藤 優)]

前々回の記事、読書の時間’13の6で記事が300だったようです。(@_@;)
はくちゃんさんのコメントで気がつきました。ありがとうございます。

実はこの記事おとといに書き始めたんですが、雪の備えとかやってて書きかけに・・・(;一_一)

ここのところ水曜日に人の前でぺらぺらしているのですが(笑)、来週の水曜日も雪かもです・・・


8 自壊する帝国(新潮社)佐藤優 ☆☆☆☆

自壊する帝国.JPG

13の3でご紹介した「国家の罠」の筆者、佐藤優氏の続編というか補完する本ですね。

前作が、佐藤氏の勤務先に検察が来るところから始まるのに対して、この作品はそこで終わっています。
佐藤氏の外交官時代、ロシア大使館に三等書記官で赴任していた時代の話。

序章の結びにおいて佐藤氏はこう書いている。
「国家の崩壊は、その領域に生きる人々に多くの痛みと禍をもたらす現実を私はこの目で見た。真の改革のためには大川周明が言うように「国民的生命のうちに潜む偉大なるもの・高貴なるもの・堅実なるものを認識し、これを復興せしむること」だと私も思うのだが、現代の日本人にとってそれが具体的になにであるかまだ私には見えてこない。
 ソ連崩壊の過程で、あの地に生きたロシア人、リトアニア人、ラトビア人などが発見した「国民的生命のうちに潜む偉大なるもの・高貴なるもの・堅実なるもの」から、現下日本人が学び取っていけるものがたくさんあると私は考えている。」

読み終えた私には、佐藤氏がどのように人脈を築き、情報を得て日本の政府の対応の一助したのかは分かったが、佐藤氏が感じ取ってほしかったであろう「国民的生命のうちに潜む偉大なるもの・高貴なるもの・堅実なるもの」自体が判然とわかっていない・・・


世界的に言うと「東西冷戦」の末期。
ゴルバチョフからエリツィンに大統領が変わるとき。
ゴルバチョフが推し進めた「ペレストロイカ」がもたらした市場経済、そして資本主義思想などを取り込んでソ連(若い人は知らない?)は内部分裂をしていきます。
絶対的な恐怖政治が、崩れていきます。

当時のソ連がロシアに代わる政変を佐藤氏の視点からみえたものを書いています。
非常に興味深いです。

登場人物もロシアの古書店店主から始まり、空軍大佐、物理学者、リトアニア共産党第二書記、ソ連副大統領、ロシア共産党中央委員会書記などそうそうたる政府要人まで登場します。
しかし、これはかける範囲の人であり、情報諜報関係者は出てこない。
当然といえば当然か(笑)

当時のソ連は、冷戦時代でありアメリカと同盟関係にある日本大使館員にそんなに簡単に正確な情報を渡すわけがない。
佐藤氏は、同志社大学で神学部に在籍していた、そして大学院卒業後外務省に入る。
ソ連課に所属され、語学研修のため海外に留学する。
最初の一年はイギリスで、その後モスクワ大学の言語学部に入るのだが、敵対する勢力の外交官には、嫌がらせはあってもまともには教えない。

ここで、佐藤氏は偶然にも同じ建物の11階にある哲学部の門をたたく。
ここから、佐藤氏の人脈が広がっていく。
(でも、これがペレストロイカ以前であれば無理だったと思う。)

よく外国人が、宗教を信じていない人間は信じられないという言葉をよく聞く。
彼らにとって、信じる神がいることは当然のことのようだ。
私などが行ったら、絶対相手にされないな(笑)

哲学的思想も持ち、自らはプロテスタントである佐藤氏だからこそ広がった人脈。
そして、酒を飲み酩酊した段階でいきなり政治的な質問をされる。
確かめられているのだ。
そこでも佐藤氏は、的確に発言し交友関係が築かれていく。

佐藤氏が、要人たちと逢うときは必然的に食事に招待している。
全て日本持ちである。
これが噂の外交機密費かなどとも思ったが、このように使われている分にはいいのではと思った。
「機密費」などといって内容を公開しないからおかしくなるんだよね。
飲食でも、わいろでもいいと思うんですよね、個人的には。
それが、日本のためになることであれば・・・


最近、中国をはじめ近隣諸外国と色々ありますけど、多くの外交官は佐藤氏のように頑張っていてくれていると信じたいですね。
その昔、外交官に憧れていた私にとっては垂涎の内容であり、お気に入りの一冊となりました。
私と同じように図書館で見かけたら、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

それでは。[手(パー)]


自壊する帝国

自壊する帝国




本日、「脳男」を読み終えました。

脳男.JPG

近日に映画が公開されるようなので詳しくは書きませんが、正しくはありませんがキーワードは「サバン症候群」に近いものです。
最近時間があると図書館に行くのですが、楽しいっす。
いろんな本があるし、この本だってテレビのCMのキーワードが頭に残っていて借りたのですが、自分の評価は☆☆☆です。(笑)
また、良い本に出会えますように。



糖質制限の途中経過報告


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読書の時間 ’13の3 [本(佐藤 優)]

突然ですが、センター試験が本日で終了いたしました。
我が家でも、愚息が受けました。
大学入試のスタートです。
これから当分ピリピリ・・・
何もしてあげられないので、風邪をうつさないように自分の健康管理を気をつけます。
しかし、最近は試験会場に親が付いていくのですね。
個人的には過保護すぎると思うのですが、あまり言うと妻に怒られるので・・・
自分の時代には、オープンキャンパスなんぞもないので、下見をしてくるとは言って東京に遊びに行っていたのですが、今は真面目なのかな。

3 国家の罠(新潮社)佐藤優 ☆☆☆☆☆

国家の罠.JPG

サブタイトルが「外務省のラスプーチンと呼ばれて」となっています。
筆者の佐藤優氏を知っている方はどのくらいいるだろうか。
関連キーワードでいうと「鈴木宗男」「ムネオハウス」「北方領土」など。

今から約10年くらい前、小泉政権下で田中真紀子元外相と鈴木宗雄氏のバトル。
そして、北方領土返還に関して鈴木宗男氏とともに主役に置かれ、マスコミにさんざん登場していた、元外務官僚である。

現在では、結審しているのか?
著書は、ロシアの政治でいうと、ゴルバチョフ元大統領の失脚からエリツィン氏が大統領になり、プーチン氏が大統領になるまでのこと。

ゴルバチョフ時代にモスクワ大使館にいた著者。
読み進めていくうちに、情報の大切さが痛いほどわかる。
確かにこの時代、情報を持っているものが強い。
だが、情報は鮮度が命、刻々と変わっていく。
情報を発信するのも人間、使うのも人間。
情報をつかむには、良好な人間関係の構築が必要なのだと思う。

この著書に書いてあることが本当だとすると、日本政府は2000年までにロシアと平和条約を締結する予定だったらしい。
知らなかった。
そのために佐藤氏は動いていたんだよね。

逮捕当時のマスコミは、一方的に鈴木宗男氏と佐藤優氏を悪者に仕立てていたものね。
ここ近年思うのですが、マスコミの報道をすべて正しいとは限らないと思う。
事件、紛争が起きた時には、双方の話を聞かないとわからないですよね。
でも、マスコミに取り上げられると、マスコミは正しいという刷り込みがあるのでそう思ってしまうが、特にワイドショーは注意かな(笑)

この事件は「国策捜査」で作られた書かれている。
国が、個人を陥れようとしたら絶対にかなわない。
国レベルでなくとも、地方公共団体、そして会社などでも・・・

日本では組織を守るために動くことが少なからずありますよね。

陥れられた人の罪が後年間違いとわかっても時間は帰ってきません。
近年、冤罪事件が多発している。
そして、誤認逮捕も。

権力のあるものに、罪、犯罪ありきでストーリーをつくられてしまうと、よっぽどのことがないと恐ろしいことになる。
そして、マスコミに報道されてしまうと、社会的にも阻害されてしまう。
権力の恐ろしさを感じた作品でした。

図書館にあったら週末で一読されることをお勧めします。
佐藤氏は、現在作家として活躍されているし、著書もこれだけではないはず。
探してみてください。
それでは[手(パー)]




国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/03/26
  • メディア: 単行本



前回の記事で書いた、娘の成人式ですが、後姿だけ掲載します。
綺麗な娘になりました。
親バカで申し訳ない。

着物後姿.jpg

自宅玄関前にて。

そして、最近アップはもとより、niceを頂いた方へのご訪問、コメントへの返信等遅れております。
申し訳ないです。m(__)m
個人的にいろいろあって、あまりネットを訪れていないもので。
自分のHPも全然更新していない・・・
最悪です。

忘れてた(@_@)


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